一昨日5月29日(金)に書いた(書いているうちに日付が変わって30日(土)投稿になった)『ラブライブ!サンシャイン!! 5周年展示会』中止、4月上旬に書いた記事を振り返ってという記事では、国内外から多くの人が集まると世界中に感染を拡大させてしまうかもしれないと書きました。

前に書いたことは、私は個人的にはこう考えるという話でしかありません。なので、今回は行政から発表されている指針から考えてみたいと思います。

東京都は「新型コロナウイルス感染症を乗り越えるためのロードマップ〜「新しい日常」が定着した社会の構築に向けて〜」というものを作成しています。ロードマップが最初に公開された5月22日(金)から、Twitter上でもライブ好きの人々の間で話題になっていましたが、この記事を書いている現時点(5月31日(日)夕方)では第2版が公開されています。


中止になった展示会はパシフィコ横浜で行われる予定でしたし、これから行われるAqoursのドームツアーも会場が都内であるとは限らないのですが、全国に非常に大きな影響力を持つ東京都の考え方ですので、参考にする興行主も多いであろうと考え詳しく見ていきたいと思います。
 
ロードマップの中で、イベントの開催に関係の深い記述を抜き出すとこのような状況になります。(「(第2版)新型コロナウイルス感染症を乗り越えるためのロードマップ〜「新しい日常」が定着した社会の構築に向けて〜」から抜き出しています)

STEP1
●下記の規模等のイベントについて開催可能
(屋内)100人以下、かつ収容定員の半分以下 (屋外)200人以下

STEP2(6月1日(月)〜)
●クラスター発生歴がなく、3つの密が重なりにくい施設を緩和
(例)・劇場等 →入場制限や座席間隔の留意を前提に施設の再開

●下記の規模等のイベントについて開催可能
(屋内)100人以下、かつ収容定員の半分以下 (屋外)200人以下

STEP3
●クラスター発生歴があるか、またはリスクの高い施設を除き、入場制限等を前提として全ての施設を再開
 
●6/19以降、下記の規模等のイベントについて開催可能
(屋内)1,000人以下、かつ収容定員の半分以下 (屋外)1,000人以下

7/10以降:
(屋内)5,000人以下、かつ収容定員の半分以下(屋外)5,000人以下
感染状況を見つつ、8/1以降を目途:(屋内)収容定員の半分以下

県をまたぐ移動の自粛要請は6月18日(木)まで続く予定です。STEP2から3への移行はモニタリング指標に基づいて行われるとのことですが、最短でも2週間はかかる見通しのようです。

さて、これから先、Aqoursや虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会はライブの開催が予定されていますが、このロードマップに沿うとするなら、たとえ秋以降の開催であっても収容定員の半分以下で開催しなくてはいけない可能性が高そうです。とくに『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Live! Brand New Story/Back to the TOKIMEKI』は9月12日(土)、13日(日)に東京ガーデンシアターでの開催ですから、東京都のロードマップを無視することはでないでしょう。ロードマップの予定通りに進んだとしても、8月1日(土)から1ヶ月ちょっと経ったくらいでは「収容定員の半分以下」を守らないと、まだ休業要請の緩和が実際の感染状況にどのくらい影響を与えるかわからないのではないでしょうか。

また、事業者向けの感染拡大防止ガイドラインを見ると、これまで私たちが楽しんできたような大きな一体感を得られるライブは、はっきり言って不可能になるような条件がたくさん並んでいます。これまでのライブを思い出すと、観客の入退場すらかなり難しいのではないかという気がします。(とはいえ、どうやっても現実的ではないようなガイドラインを設けることは実質的な禁止になってしまいますから、 できる限り感染拡大防止を図りながら例外運用していくということになるのかもしれません)

それでは、どんな形ならライブが開催可能になるのか。考えてみましたが、ごく少数の当選者にしか会場を明かさずに行うシークレットライブのようなものなら可能性があるかもしれません。ただし、コール&レスポンスはできませんし、声援は上げられないと考えておいたほうがいいと思います。ラブライブ!らしいことができるかというとわかりません。

自粛が始まった直後からいろいろなミュージシャンが取り組んでいる無観客配信は、候補の筆頭でしょう。もう少しライブ感を出すとするなら、映画館での上映会はありえるかもしれません。ただし、映画館はかなり密な会場になりますので、映画館運営のガイドラインに沿って着席することになるでしょうし、やはり声援を上げることはできないと考えておいたほうがいいと思います。 

ラブライブ!シリーズは「みんなで叶える」という共通認識のもとに成り立っており、「音楽を聴きに行こう」というよりも、主体的にライブに参加して盛り上げて行こうという気持ちを持っている人が多いように見受けます。私もライブにはそういう気持ちで参加しています。ステージと客席が直接呼応しない配信が中心になってしまうと、コンテンツのあり方への大きな制約になりそうで心配です。

そうはいっても、この状況をひっくり返すには感染症の特効薬やワクチンが開発され、普及するぐらいしか方法ないので、心配しても体に悪いだけだとも思うのです。ラブライブ!シリーズは10年をかけて運営ノウハウを培い、魅力を伝えていく努力を続けてきていますので、彼/彼女らを信じて待つぐらいしか私たちには出来ないのかなと。きっとメディアミックスの強みを生かして、他のエンターテインメントとともに新しい表現方法を模索していってくれることだだろうと、頭を切り替えて期待するしかないと今は思っています。

このブログ記事は、6月1日(月)0:00、つまりロードマップのSTEP2への移行と同時になるようなタイミングに予約投稿の設定をしました。STEP2への移行は、都内で生活する人とっては大きなことであり、周辺地域へも多大な影響を及ぼすことになります。社会が動き出す中で、私も一層気を引き締めていくつもりです。


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