少し前になりますが、先週末6月7日(日)に行われた「Aqours Back In 4th LoveLive! ~Sailing to the Sunshine~」Online Viewing Day.2を見ていて、改めて「WATER BLUE NEW WORLD」について考えたことがあったので、書いておこうと思います。

TVアニメ2期 第12話「光の海」放送時にかなり考察されていたので今更アニメについて深掘りしようとは思わないのですが、表題の通り、この歌にはあんまり高校生らしくないところがあり、誤解を恐れずに言えばどこか説教臭ささえあると思うんですね。ずいぶん前ですが、Twitterにこんなことを書きました。


歌の冒頭部分と、最後のサビ直前「この瞬間のことが重なっては消えてく 心に刻むんだ」のところは特にそう感じます。しかし、今回のAqours Backの企画で配信された4thライブ、その前に配信された3rdライブのパフォーマンスを見て、以前と少し違うことを思いました。

確かに、「どうか今という時を大切に」というメッセージ(=説教)を若い人たちに伝えたくなる気持ちもあるのですが、自分の青春時代を振り返ると、むしろ経験がないぶん全力で駆けざるを得なかったし、30代の今よりも言語化に慣れていないだけでもっと繊細な感受性を持って生きていたようにも思うんです。大した実績は残していないけど今よりも毎日がチャレンジだったし、頑張ってもできないこと、叶わないことだらけでたくさん悔しい思いをしていました。

そんな若者に「今という時を大切に」なんて釈迦に説法。そういうことではなく、じつは逆に、この歌はかつてがむしゃらに頑張って輝いていたことのある大人たちを鼓舞し、泣かせに来ている歌なんじゃないかという気がしてきています。

そうはいっても、ラブライブ!サンシャイン!!の物語との関わりを無視することはできないですし、歌詞だけを見れば結構どんな人にも当てはめられるような内容なので、「お前がそう思うんならそうなんだろう」と言われたらぐうの音も出ません。聴く人によっていろいろ違う風に聴こえるのだとしたら、やはりとてもいい楽曲なんだと思います。

悔しいことに、この曲はなかなかに没入感があるんですよね。素人の私にも分かるほど妙に転調が多く、真面目に聴くほど複雑に心が揺れ動くような感覚があります。こうして少し距離を置いて、何か書こうと思って聴くことで「よく出来てるんだな〜」と気づかされます。

「WATER BLUE NEW WORLD」を作曲・編曲した佐伯高志さんは、私よりはほんの少し歳上ですが同世代と言っていい程度の年齢差です。Aqoursの看板である「青空Jumping Heart」や、TVアニメ1期で似たような位置付けにある「MIRAI TICKET」など、Aqoursの多くの楽曲を作られているEFFYさんは私よりほんの少し歳下のようです。だから、私がいちいちAqoursの楽曲を「いいね」と思う理由には、同時代を同じような年齢の目で見て来た者同士の共通の感覚みたいなものが無意識下にあるのかもしれません。私の思い浮かべる青春時代と、佐伯さん、EFFYさんの思い浮かべる青春時代の風景は、年代を考えるとかなり似ている可能性が高いと思います。だから、私のような歳の人が聴くと「あの時」が強く思い出される、ということはあるかもしれません。

裏付けにはなりませんが、ライブ会場で同い年の人に「高校の時部活頑張ってたな〜って思い出しちゃうんだよね〜」という話をしたら、「そう!私も部活頑張ってた!」というような反応が返ってきたことがあります。なので一定数は私と同じようにAqoursの音楽を聴いている人がいそうだとは思っています。

現役の高校生も同じように自身の経験に結びつけて聴くのでしょうか。それとも、キャラクターや物語になぞらえて聴くのでしょうか。SNS上ではいろいろな感想を見ますが、文字数に限界のある中での短い言葉ばかりなので、ぜひ詳しく聞いてみたいものです。

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WATER BLUE NEW WORLD
Lantis
2018-01-17