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6月30日はラブライブ!シリーズにとっては特別な日ですね。ラブライブ!プロジェクト10周年、そしてAqours 5周年、おめでとうございます。

昨年から1年間、9人に大きな意味があることに関連づけて9周年を盛大にお祝いしてきましたが、いよいよ二桁の大台に乗りました。プロジェクト開始当時、穂乃果ちゃんたちと同じように高校生だった人たちも、すでに20代半ばを過ぎていることだと思います。10年の年月を過ごせば、人も時代も大きく変わります。

新田恵海さんが面白い比較画像をTwitterに投稿しています。左側の画像はinstagramにも投稿されているのですが、2010年の写真だそうです。たしかこの年の夏頃にiPhone 4が発売になっていましたが、当時、私はまだガラケー(フィーチャーフォン)を使っていました。この画質はなんとなくガラケーっぽい感じがします。
今年2020年3月25日(水)に、ラブライブ!9周年を記念して発売されたμ'sの新規シングル「A song for You! You? You!! 」のアニメーションPVには、夏休み中のμ'sメンバーの日常とライブが描かれています。TVアニメのストーリーが映画で完結したのが2015年6月13日(土)、それからもう5年経っていますが、それでも高校生であるみんなの日常が描かれているんですね。

映像の最後、音ノ木坂学院の校舎からダンス練習のカウントが響いてフェードアウトしていくところが印象的です。物語としての締めくくりを一応は見ていても、μ'sはμ'sのまま変わらずに、いつも私たちと共にあるというメッセージのようにも感じられます。

じつは私、μ'sのファイナルシングルと言われていた「MOMENT RING 」がちょっと怖いなと思っていました。明るい調子で、幸せな歌いぶりで「瞬間をリングへと閉じ込めていつも眺めていたい」と歌うこの歌から、このキャラクターの人生は高校生のままで止まってしまうんだなという悲哀みたいなものを感じてしまっていたのです。

作品を通じてキャラクターに感情移入して、まるで私たちと同じように人生を謳歌している子たちがいるんだと感じていたのに、急に時が止まってしまったような喪失感といえばわかりやすいでしょうか。ふつうの人の人生は80年とか90年とかのものすごい年月が当たり前に続いて、その中で学生時代とは比べ物にならないくらいのもっともっと多くの人と出会っては新しいことをしていくことになるというのに、この子たちの時間はここで止まるんだと思うと、ホラーではないですが、少し恐ろしかったのです。

いや、よく考えれば、このフレーズがスクールリング(カレッジリング)の文化をイメージしたものであることは分かります。私の卒業した高校でも、記念品として学校で作るのが慣例でした。なんですが、一度感じてしまった感覚が拭いきれずにいました。

でも、ラブライブ!フェスのパフォーマンスを見て、そして「A song for You! Your? You!!」を聴いて、アニメーションPVを見て、ようやく見方が変わってきました。

思うに、μ'sは時が止まってしまったのではなくて、ずっと変わらずに見る人に青春を呼び戻してくれる存在なんです。私も高校生の時には部活に打ち込んだり、友達とすれ違いが続いて謎の喧嘩状態になったり、自分に向き合えなくて情緒不安定になったり、不器用ながらこれ以上ないほど青春を過ごした思い出があります。その時の、なんだかすごく頑張らないと何もできなかったけど、たくさんのものを得たあの時の感覚を蘇らせてくれる、そういうものなんだと思います。

えみつんがよくラブライブ!に関してコメントする時に「青春」という言葉を使いますが、きっと声優のみなさんも、キャリアの若い時期にラブライブ! のプロジェクトの立ち上げ時期から関わって、キャラクターとともに数々の物語を紡いできたんだと思うんです。それはまさになんだかすごく頑張らないといけなかった、青春の体験だったのだと想像しています。それが見ている側にも伝わって、Aqours、虹ヶ咲へと受け継がれてきて今があるんだろうなと思わずにいられません。

Aqoursは5周年を迎えたことで新しい局面を迎えてはいるのですが、ラブライブ!サンシャイン!!の物語も、その世界観を引き継いで生み出される音楽やライブも強烈で、年月を経る中で洗練されてきた部分も数多くありますが、根底には作り手が脈々と受け継いできた青春のイメージが流れていると感じます。

ただ、私も年齢が上がってしまっているので、今の高校生の感じる青春と、私の感じていた青春にはきっとかなりギャップがあることだと思います。冒頭付近で2010年と2020年の写真の比較の話を引き合いに出しましたが、私が高校生だった2000年代初頭と現在ではこれ以上にテクノロジーに差があるので、きっと現代っ子のライフスタイルは私の時代とは全然別物でしょう。テクノロジーの発展速度はすごく速いので、現代においてはきっと生まれた年が少し違うだけで、見える風景も、思考の仕方や速度も、かなり違うのではないかと想像しています。

現代の高校生の姿を描いている虹ヶ咲の一連の活動を見ていると、青春時代を思い起こせるギリギリのラインだなと感じるのです。メディアによっては、古い人間であるはずの私もから見ても「今時こんなことやってるのか」と微笑ましく思うこともあるのですが、音楽に至っては「古めかしいような、一周回ってきたもののような」少し自分とは距離のあるものに聴こえるものが結構あります。深くのめり込めばラブライブ!の系譜が感じられて面白いし、作品単独の魅力も十分にあるのですが、きっとシリーズの中で一番最初に触れた作品が虹ヶ咲だったら、今ほどのめり込むことはなかったと思います。

いま産声をあげつつあるラブライブ!新シリーズに関しても、きっとかなり若い子がキャストを務めるプロジェクトになるのでしょう。もちろん、プロジェクトには比較的自分に近い世代のスタッフが関わって物事を決定し、商業展開をしていくはずですが、やっぱりフロントに出てくる人たちの感性は作品イメージの根幹に刺激を与えることでしょうから、これから先、自分にとっては「今時はこうなんだね」という風にしか受け止められない作品が出てくることもきっとあるでしょう。

それでも、μ'sやAqoursが活動してきたその瞬間瞬間がどこか自分の青春時代とリンクするように感じられた体験は嘘ではないし、物語の完結の形はさておき、μ'sのようにいつも共にあるとメッセージを発し続けてくれて、いつまでも変わらずに青春を呼び戻してくれるような存在でいてくれるならもうそれで満足だなと、なんだかそういう気持ちです。ラブライブ!シリーズが代を重ねながら思いを引き継ぎ、それぞれの世代がそれぞれの青春を体現し続けていくようなものになっていったらとても素敵なことだと思います。

私はラブライブ!サンシャイン!!から本格的にラブライブ!シリーズにのめり込んできた経緯があり、μ'sの活動は基本的に後追いなのですが、リアルタイムで全てを追ってきた人の中には違う気持ちを抱いている人もいることでしょう。世の中が大きく変わってしまうような長い期間、ずっと応援を続けてきたことは尊敬に値しますし、気持ちをどこかで吐露すれば反論を受けることもあると思いますが、気持かちは気持ちとして大切にしていいものだと私は思います。

(冒頭の画像は、私が高校生だった頃に発売されたお人形。髪色やメイクの色から青春時代に流行っていたファッションが思い出されます)

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