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7月21日(火)の夕方、急に「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 6th LoveLive! DOME TOUR 2020」の会場と日程が公開されました。いわゆる5大ドームツアー、9月から来年の1月にかけての実施になるとのことです。

ツアーの口火を切る名古屋公演(9月5日(土)、6日(日))と、続く埼玉公演(9月19日(土)、20日(日))は有料での無観客ライブ配信とのこと。そして、その後の東京公演(10月10日(土)、11日(日))、福岡公演(12月26日(土)、27日(日))、大阪公演(2021年1月16日(土)、17日(日))は現地会場に観客を入れてライブを行うとのことです。



Aqoursのみんなの元気な姿がみられることに素朴な喜びを感じる一方で、中には実施方法に複雑な思いを抱えている人もいるのではないかと思います。特に、名古屋公演を待望していた近隣地域の方々にとっては、近くにAqoursちゃんが来るというのに、現地で会えないことをもどかしく感じていることでしょう。



22日(水)発売のドームツアーテーマソングCD「Fantastic Departure!」に同封されることになった最速先行抽選申込券で応募できる東京公演チケットの申し込みに関して、応募要件が非常に慎重なものになっていることも目を引きます。

まず1つ目、客席数はイベント開催のガイドラインに則って定員の50%以下となっていますが、これは以前から事業者に要請する基準として政府から発表されているもので、東京都のロードマップにも同じ内容が書かれていました。

このガイドラインの内容は、緊急事態宣言が解除された日から徐々に条件を緩和していき、8月1日(土)からは定大規模な屋内イベントでも定員の50%以下の人数なら開催できるようにしようというものでした。けれど、22日に行われた医療や経済の専門家による新型コロナウイルス対策の分科会でイベントの開催制限に関する議論が行われ、緩和を8月末まで引き延ばすことになりました。現在は「5000人以下の規模なら開催可能」という段階で、これが8月の末まで続きます。



この先も今と同じような状況が続いたり、あるいは状況が悪化してしまったら、東京公演の開催が危ぶまれます。ツアー公式ページには、その場合の対応として「無観客有料生配信ライブに変わる可能性があること」と、「最速先行抽選申込券の申し込み対象を福岡公演に振り替える」ことが明記されているので、もとより開催できない可能性も考慮されているということではありますね。

二つ目に大きなことは、申込券1枚につきチケット1枚しか申し込めないということです。所謂連番が不可になったわけですが、これは感染者が発生した場合の対応のためだと考えられます。関連して、「ラブライブ!シリーズ ライブイベントご来場のお客様へご協力のお願いと開催方針について(2020年7月21日更新)」には、入場者管理のために顔認証入場システムを導入することが書かれています。

入場者管理を徹底することでもしもの時の対応もスムーズになりますし、転売対策にもなるので悪くない対応だとは思いますので、私個人としてはこの対応はそんなに悪いものではないと思います。これまでのライブで仲間と協力してわいわいチケットを取ってきたファンにとっては、チケットの取得難易度が上がり、盛り上がりに欠けてしまうところも否めないとは思います。

三つ目は、福岡公演以降のチケット申し込みの情報が出ていないことです。いや、情報が出ていないこと自体はそれほど問題ではないと思うのです。年末のことになるのでまだ日程上の余裕があり、ならば様子を見ながら発売を行いたいという運営上の意図は汲み取れます。

私が気になるのは前日からの告知の仕方です。20日(月)にラブライブ!シリーズ公式Twitterで「ドームツアーのチケット最速先行抽選申込券の封入が決定」と告知がありました。



これを受けて、フラゲ日前日の20日、CDの買い増しを図った人もかなりいたように見受けるのです。しかし、実際は東京公演にしか申し込みがでない状態だったので、これでは結果的に、曖昧な情報で惑わせて購買を誘うような、あまり良い商売の仕方ではなくなってしまっています。

私はフラゲがあまり好きではありませんし、ラブライブ!シリーズはマイナーな商品ではないので発売日当日に予約なしで店頭購入することが多いのですが、ゲーマーズなどのお店で売り切れになっているという情報を見て、発売日の朝に近場のタワーレコードに取り置きを頼みました。普段からよく使うAmazonや楽天ブックス、セブンショッピングでは取り寄せ不可になっていました。このように、発売日前から一時の混乱で品薄状態になってしまったのは健全とは言い難い。

単に今の特殊な状況に気を取られて、丁寧な情報発信が叶わなかっただけなのかもしれませんが、特殊な状況だからこそ、些細なことが変に膨らんで良くない事態を招いてしまった感もあります。「そんなの焦って買いに走った人の勇み足じゃないか」と言われてしまうかもしれませんが、私としては後味がどうも悪いのです。だから、しばらくこの状況が続くことを考えると、運営サイドには落ち着いた対応を期待していきたいと思います。



楽しみにしていたドームツアーですが、なにか心配事も同時に増えてしまったような感もあり、時期柄とはいえ100%楽しみになりきれないところが残念です。発表のあった21日の夕方、Twitterでは「Aqours」がトレンドに上がるほど盛り上がってはいましたが、以前のような頭空っぽにして大盛り上がりしているような感じではなく、少し身構えたようなツイートが多かったことが印象的でした。

私は面倒臭がりなので、日常の瑣末なあれこれについては感染対策万全で行動するより、自粛してしまうことのほうが多いのですが、先日、どうしても秋葉原にある某店で買い物をしたかったので、おそるおそる出かけて行きました。時間が取れず、帰宅ラッシュに近い時間になってしまったので、電車のホームにあんなに人がいるのを見たのは3月以来です。

「これは不要不急なんじゃないか」という思いもありましたが、自粛期間中に好きだったお店や応援していた人たちがコロナ禍で立ち行かなくなっていくのをちらほらと目撃し、続いて欲しいものを応援し続けることにも意味があると信じて、ちょこちょこ手を洗いながら用事を済ませて帰りました。(冒頭の写真は、その時に撮影したものです)

前の記事にも書きましたが、今この状況下では各々がどこか落とし所を決めて、自分が何をするか、そのためにどんな対策を行うかをはっきりさせて行動していくしかありません。政治の決定や、行政の対応や、周囲の人は基本的には思い通りにはならないものだと割り切って、自分がどうしたいのかにフォーカスしないと、どうも疲弊してしまいます。

「高齢者や基礎疾患のある人もいるから自粛してほしい」という声には高齢の家族や隣人を案じる気持ちが含まれているのでしょうし、「医療リソースを考えてくれ」という声は医療に携わる人たちが真剣に向き合っている現実でしょうし、「これ以上自粛していては立ち行かない」というのもあらゆる事業の切実な現状です。だから、それはどれも尊重されるべきだし、そういった意見に対して「〇〇のことを考えられないのか」などと言ってしまうことは、どんなに言葉を選んでも持論の押し付けや暴言でしかなくなってしまいます。

自粛するにしても、外で活動するにしても、常に情報を仕入れて状況に見合った対策をしながら生きて行くしかない。人は人、自分は自分と区別をし、意見の違う話の中に有益な情報がないかを求めて、取り入れられるものはなんでも取り入れながら各々で生活していくしかないと思うのです。そういう態度で生活することに孤独を感じる人もいるかもしれませんが、むやみに噛みつき合って傷つくよりはずっといいし、人を思いやるためにそういった態度を選ぶのであって、その態度こそが社会の中のたくさんの人と繋がっていることの証拠に他ならないので、安心してほしいなとも思います。

このあと日が経つにつれ、ライブの開催をめぐる動向にも新たな問題が発生してくる可能性は非常に高いと考えられます。これ以上みんな擦り減っていかないためにも、反射的な言葉や振る舞いをしていないか注意して、落ち着いた行動をしていきたいものです。

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