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もはや少し前のことですが、9月12日(土)、13日(日)に行われた虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Live! Brand New StoryとBack to the TOKIMEKIについて、今月中に書いておこうと思います。

前回の記事に書いたとおり、ライブが行われていた前後、私は接触確認アプリCOCOAから通知が来たことにより、二週間の療養期間(とは名ばかりの元気な在宅勤務期間)を送っていました。



自分の身に感染拡大の余波が迫り、身体は元気でも思いのほか多忙で落ち着かない在宅勤務期間はなかなか憂鬱なものがあり、配信ライブを全力で楽しめなかったことは前回書いたとおりです。
 
じつのところ通勤をやめるよう勤め先から命じられただけであって、私が自宅に引きこもっていなければならない決まりはありませんでした。けれど、万が一何があった時に保健所や医療機関をスムーズに頼れる体制を作ることと、原因特定がしやすくなることを考えたら、4月、5月のような自粛生活をすることが妥当に思えて、とにかく引きこもっていました。

今回のライブは「無観客有料生配信」でしたが、この恩恵を一番受けたのは、私や似たような境遇にあった人だったのではないかなと思います。

けれど、こうして気乗りしない状態で、少し遠くから眺めるように虹ヶ咲のみんなの努力や成果や、一生懸命なパフォーマンスを見ていたら、私のことなんてどうでも良いので、満員の会場で割れんばかりのコールの中、パフォーマンスをして欲しかったなと思わずにはいられませんでした。


私は演劇が好きなのでこういうことをよく考えるのですが、人前で行われるすべてのパフォーマンスは、観客がいないと成り立たないものなのです。

今回は私たちが生配信を見る形で一応観客として存在はしていたし、ハッシュタグをつけてツイートをしたりすることで会場に個人的なつぶやきや応援のメッセージを届けることはできていました。けれど、言葉なんてコミュニケーションのほんの一部でしかないものを、少し遅れて文字として届けられたところで、今、まさに行われているパフォーマンスにどれだけの影響が与えられるのでしょう。

人が一箇所に集まる、音楽に合わせて歌って踊る。そのリズムを、呼吸を共有して、ステージとオーディエンスが文字通り呼応する。そうやって一つのパフォーマンスをその場の全員で作るのが「ライブ」だと私は思っています。たとえ私たちが一生懸命ハッシュタグ付きメッセージを打ち込んでいたとしても、ステージには文字が遅れて届いただけなので、ステージ上では常に何かが欠けた状態でパフォーマンスが行われていたのではないでしょうか。

今回、ステージに上がった虹ヶ咲キャストのみなさんは、本当に孤独だったことでしょう。だって、会場はがらんどうで、上手くいっても失敗しても、何の反応もすぐには返ってこないのですから。


もちろん、メッセージを送る行為が無駄であったとは思いません。今回のライブには心細さがあったとライブ中のMCでもよく語られていましたが、メッセージが可視化されることによって、心細さが埋まった部分もきっとあったのではないか。いや、これは「せめて私たちのメッセージがライブ中のお守りになっていたのならいいな」という、単なる私の願望かもしれません。

もしもの話をしても仕方がないのですが、もし会場が埋まっていたら、彼女たちは自信を持ってパフォーマンスできたでしょうし、パフォーマンスも全然違うものになっていたと思うんです。たとえ同じステージセット、同じ衣装、同じセットリスト、同じ振付、同じ演出だったとしても。そしてきっと、もっともっと気持ちもクオリティも高いところに行けて、この経験は絶対に、その次のライブに活きたはずなんです。

とくに、三船栞子ちゃん役の小泉萌香さんにとっては、ライブライブ!シリーズでのパフォーマンスは初めてだったわけですから、今回のライブでもっと「これが本当のライブライブ!だ」というような経験をしてほしかった。こんなことを言っても、本当にどうしようもないのですが。
 
 配信ライブとはいえ、彼女たちは前回に比べて本当にそれぞれ成長した姿を見せてくれました。初参加の小泉萌香さんも堂々としたパフォーマンスがとても良かったです。だからこそ、観客が入っている会場でもっともっと高いところに行ってほしかったのです。

最終日には3rdライブが告知されましたし、これとは別に、3月にはスクスタ1周年記念のライブが行われることも9月27日(土)に行われたスクスタの生放送で告知されたそうですね。スクスタの生放送はリアルタイムで観られなかったのでアーカイブを視聴予定なのですが、これからは少しでも状況が良くなって、どんなに規模を縮小することになっても、観客の前でパフォーマンスができるようになってほしい願っています。

話は変わりますが、最近、ライブ会場で知り合ったラブライブ!シリーズのファン仲間と久しぶりに連絡を取り合いました。そこで今回のライブのことや、最近発売されたCDの話を少ししたのですが、今までこういう他愛のない話を気兼ねなくできたのは、世の中が平和で普通の日常が送れることが大前提にあったからだったんだなと、ようやく思い知って愕然としました。

世界に目を向ければ、食糧難があったり、治安の悪い地域があったり、環境が著しく汚染されている地域があったりするので、私たちが日本で(あるいは人口過密地域の東京で)経験している状況の悪さなんて比べ物にならないということはあると思うんです。けれど、ライブを安心して楽しめる環境というのはそのくらいレベルの高い安全に守られていて成立していたのだと、今更ながら初めて分かって驚きました。

力んでも何ができるわけでもないことは理解しているのですが、頑張っている若い子達がいるのを見ると、一社会人として、自分の仕事の中や日常生活の中で、できることがあるなら小さなことでも積極的にやっていかなければと思います。

(冒頭の写真はマックとビンさんによる写真ACからの写真「夕暮れのレインボーブリッジ」です)

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